11月6日(木)グラウンドにて、第3回晴花祭を開催しました。さて、写真を掲載しましたが、この写真を見て多くの方が「普通の体育大会」だとお感じになるかと思います。しかし実際には、これまでの体育大会とは全く違うものなのです。今年度、体育大会を晴花祭に改め、本校の重点目標である「自ら 動く」を念頭に、生徒が体現することになりました。これまで職員が設定していた部分も、生徒が考え、実行することを大切にしました。もちろんこれまでのように、大人が作ってその中で生徒が活動すれば、きれいでしっかりした形になり、見栄えもするかもしれません。確かに生徒が作るもの方が大人が作るものよりも見た目は悪くなるかもしれません。しかし、この晴花祭は、文字通り、生徒が自らの手で作ることに大きな意味があります。「つくりたくないのにつらされる」「やりたくないのにやらされる」ではなく、生徒自身の「つくりたい」「やりたい」という想いを大切にすることが、この晴花祭の大きな目的です。生徒は、これまで紆余曲折しながらも、この日にたどり着きました。特に、有志で実行委員会に参加した生徒にとっては、これまでの中学生が経験したことがないような取組をすることになり、とても大変であったと思います。しかし、受け身の行事ではなく、自ら作る行事であるため、みんな息切れをしながらも、前向きに取り組むことができました。会の終わった後には、実行委員が集まり、互いの労を労っていましたが、実行委員の言葉はどの言葉も人の心ととらえるものでした。ご参加いただきました保護者の皆様、第1回、第2回、第3回とありがとうございました。晴花祭は、見栄えがよいかもしれない体育大会とは異なり、生徒が徐々に成長し、紆余曲折しながらも、自分らの想いで無骨ながらも作り上げていくものだということをお感じいただけたでしょうか。もしそうであるならば、我々職員も頭をひねり、極力手を出さず、問いかけ続け、生徒をサポートしてきたかいがありますし、なによりも、たくさんのアイデアを出し、お互いの意見を交わし合い、いろいろな調査を行い、何度も案を作り直し、手直ししてきて、やっとのことで実施させることができた生徒ら自身がとても嬉しく感じることだと思います。今年度、新たな行事としてスタートしたばかりの晴花祭です。今後、もっともっと発展させていきたいと考えています。今後とも変わらぬご支援をよろしくお願いします。